2022/10/12 20:59

今日は、ギャッベのモチーフのお話。

ギャッベには様々なモチーフが織り込まれますが、その一つ一つにちゃんとした意味が込められています。その中から代表的なものをご紹介したいと思います。


まずはなんと言っても木のモチーフ。生命の木と呼ばれています。

その名の通り「命」を意味するもので、健康や長寿、子供の成長などを願うモチーフです。

次に羊、ヤギ
遊牧民にとって最も身近な存在。子孫繁栄や豊かさの象徴です。

人のモチーフもあります。
特に女性を強調したものが多く、羊同様、子孫繁栄を意味します。また子供をイメージした物もあり、子供の健康や健やかな成長を願う意味もあります。

鳥のモチーフ
空を飛べる鳥は、憧れの存在。神からの使者として幸福や幸運を運んで来てくれるものとして描かれます。

ラクダもお馴染みのモチーフですね。
遊牧民にとっては、羊の次に身近な存在。新たな土地への移動手段として欠かせないラクダは、成功のシンボルなんです。

動物以外では、ジグザグ
これは、水の流れを表しており、生活に欠かせない物として水への感謝が込められています。縦と横で意味が違うとも言われており、縦は川を、横は泉を表しているようです。

四角のモチーフ
四角は、井戸または窓を表しています。井戸は当然水に繋がり、大切な物への感謝が込められています。窓は幸せの入口の意味。沢山の幸せが入って来ますようにという願いが込められています。

そして大人気のライオン。これはモチーフって言えるのかな?😅
ライオンは、10世紀頃までザクロス山脈からイラン高原にかけて生息していたと言われています。力と権威の象徴として描かれます。

まだ他にも花やサソリ、狼の足跡など沢山のモチーフがあります。ネットにギャッベのモチーフに関する沢山の記事が載っていますので、ご興味のある方は、是非ご自身で調べてみてはいかがでしょうか。

ギャッベに描かれるモチーフの意味を思い浮かべてながらギャッベを選ぶのも楽しそうですね😄